ライナー:ほしのせ通りや教会の中にあった像だけど、プラティナにも同じものがあったな
オリカ:え、本当!?
ライナー:ああ、プラティナの広場にあるのと多分同じだと思う。
ライナー:普段はあまり気にしてなかったけど、まさかここで同じものが見れると思わなくてさ。
オリカ:そうなんだ・・・。
ライナー:え?いや、知らない。男と女の並んだ像じゃないのか?
オリカ:そんな何の意味も無く像を建てる と思ったの?
ライナー:いやさ、オブジェかなにかだとばかり思ってた。
ライナー:ちぇっ。じゃあ、あの像の意味って何なんだ?
オリカ:ん・・・じゃあ、ちょっとだけ ヒントをあげるね。
オリカ:あの像をあたし達に置き換えてみて。
ライナー:え?俺達?
オリカ:大ヒントだよ。 答えはまた今度聞かせてあげる。
ライナー:そういえばさ、教会って特に制服みたいなのが無いんだな。
オリカ:え、どういう意味?
ライナー:いやほら、教会に属している女の人っていったら、大抵はシスターだろ?
ライナー:特にオリカなんかは聖女候補なんだから、着なくてもいいのかなって思ったからさ。
ライナー:ち、違うって!ただ気になったから聞いてみただけだってば。
オリカ:ふ〜ん・・・まぁ、いいけどね。
オリカ:一応そういう服もあるけど、ほら、 ミッションとかあってあちこちに行くことが多いから・・・。
オリカ:だから特に着なきゃいけないとは 言われてはいないよ。実際、着ている人の方が少ないよ。
ライナー:へぇ、そうなんだ・・・。
オリカ:でも、あたしみたいなクラスDは パートナーなんかいなかったから、ミッションなんか無いに 等しかったけどね。
ライナー:やっぱり堅苦しいから着たくないの?
オリカ:うん、まあね・・・って、 やっぱりそういう趣味があるようにしか思えないんですけど!?
オリカ:少し、昔の話してもいいかな?
オリカ:あたし、ライナーに自分の昔の話ってしたこと無かったと思うから・・・。
ライナー:ああ、俺も聞いてみたいな。
オリカ:面白い話ではないんだけどね。
オリカ:・・・あたしの故郷の村はね、ある戦いに巻き込まれて焼かれちゃったんだ。
オリカ:あたしの家はかろうじて半壊程度だったんだけど、みんないなくなっちゃったから・・・。
オリカ:うん・・・ごめんね、暗い話で。でも、またそのうち、少しずつでいいから聞いてくれたら嬉しいな・・・。
オリカ:上の世界と違って、下の世界は危険がいっぱいだよ。
ライナー:え、そうかな?上の世界だって色々と危ないことは沢山あるよ。
オリカ:でも、今回みたいに塔の一部が落ちてきたりすることもあるし・・・。
オリカ:今回は偶然助かったけど、もし街とか村に落ちてたら、とんでもないことになったでしょ?
ライナー:ま、まぁ、確かにそうだよな・・・。
オリカ:やっぱり上の世界の方が安全なのかなぁ・・・。
ライナー:その安全な上の世界が落ちてきてるんだから、変わらないと思うけどな・・・。
オリカ:それにしても、変だよね。
ライナー:何が?
オリカ:イムフェーナの寺院だよ。だって、寺院の中なのに敵がいるんだよ?
オリカ:普通、あんなところに敵がいるっておかしいと思わない?
ライナー:ま、まぁ確かに言われてみればそうだよな。
オリカ:あれじゃ寺院ていうより、巣窟だよ・・・。
ライナー:ま、まぁ、確かにそうだよな。
オリカ:なんか、いい加減だよね・・・試練を口実に、敵対時やらされてる気分。
ライナー:ま、まぁ、否定できなくもないな。確かに。
オリカ:シルヴァプレートに人が住んでたなんて、ちょっと驚いたかな?
ライナー:ああ、あれは俺も驚いた。しかも結構高いところに住んでる人もいたよな。
オリカ:うん。生活大変そうだよね。あ、でも畑とかあるから大丈夫なのかな?
ライナー:でも、店も何もないってのはキツいんじゃないかな?
ライナー:それに、あそこって結構強いガーディアンが出るよな?
オリカ:うん、沢山出るよね・・・。
ライナー:・・・・・・。
オリカ:・・・・・・。
ライナー:まさかあの人達、戦ってるのか?
オリカ:想像できないよね・・・。
ライナー:しかし、相転換サーキュラを猫どんぶりだもんな。オリカのネーミングセンスには驚かされるよ。
オリカ:そ、そうかな? でも、見た感じどんぶりみたいだし、それにタスティエーラさんだって・・・。
ライナー:その辺に関しては同意見だけどな・・・そうだ!
ライナー:じゃあさ、今からみんなに何かあだ名を付けてみてよ。
オリカ:え、ええっ!?ヤダよ、そんなことしたらみんなに怒られちゃう。
ライナー:大丈夫だって。ここだけの話ってことでさ、誰にも言わないから。
オリカ:でも・・・。
ライナー:大丈夫大丈夫。ほら、まずはそうだな・・・ クルシェからだ。
オリカ:・・・変な名前でも、怒ったりバラしたりしちゃ嫌だよ?
オリカ:・・・毒舌飛空挺マニア。
ライナー:・・・・・・・・・・・・。
オリカ:あ、ご、ごめんなさい!悪気はないんだよ? ただ、いつもの様子を言ってみただけで・・・。
ライナー:わ、わかってるって! ま、まあ。よく特徴を捉えてると思うよ。
オリカ:そ、そうかな・・・だったら、良いんだけど。
オリカ:・・・・・・メカミドリ。
ライナー:め、メカ!?
オリカ:だ、だって、最初に見たときロボット人間か何かだと思ったんだもん。
ライナー:うっ・・・ま、まあ、気持ちはわかる。俺も正直な話、少し驚いたところはあったし。
オリカ:・・・・・・も、もう、やめる?
ライナー:・・・・・・いや、あとラードルフとミシャだけだし、一気に行こう。
オリカ:う、うん。 じゃあ、ラードルフなんだけど・・・・・・
ライナー:・・・・・・・・・・・・。
オリカ:・・・・・・老け顔。
ライナー:うっ・・・ご、ごめんラードルフ。 俺、これに関しては否定出来ないや。
オリカ:いい名前、ってことかな?
ライナー:相手の特徴をよく捉えてはいるけど、絶対に言わない方が良いと思う。
オリカ:・・・少し、自信あったのに。
ライナー:ま、まあほら、ミシャには良いの付けてあげようよ、な?
オリカ:うん・・・でも、ミシャちゃんにはピッタリの名前がちゃんとあるよ。
ライナー:ピッタリの名前、ね・・・で、それは?
オリカ:おませ娘。
ライナー:・・・・・・・・・・・・。
オリカ:・・・・・・・・・・・・?
ライナー:・・・・・・今思ったけど、なんかあだ名とは違うんじゃないか?
オリカ:・・・・・・だから、嫌だって言ったのに。
オリカ:あの雑貨屋、じゃなくてファンシーショップ、可愛いものがいっぱいあって楽しかったね。
ライナー:そうか?まあ、可愛いものがいっぱいなのはわかるけどな。
オリカ:見てるだけで楽しい気持ちとかにはならない?
ライナー:まあ、雑貨屋としては見てて楽しめるけどな。
オリカ:あ、そっか。ライナーは男の子だもんね、 可愛いものとか興味ないかな。
ライナー:あのお店、そんなに気に入った?
オリカ:うん。そのうちまた見に行きたいな。