#contents **・鉄骨のことについての話・1 [#c5bdf5f2] ミシャ:ライナー、あんな大きな鉄骨持ってて どうするつもりなの? ライナー:え?どうするって、もちろん使うけど? ミシャ:だったら、早いとこどうにかして使った方がいいよ。 ミシャ:正直、あんな重たいもの持ってあっちこっち旅するの大変でしょ? ライナー:ま、まぁ、確かにそうだけど・・・ ミシャ:じゃあ、決まりね。さっさとグラスメルクに使っちゃってよね。 **・何か言いたげなミシャの話を聞く・1 [#hbd36b2f] ミシャ:あのね、ライナー。もしかしたらこんなこと言ったら嫌われちゃうかもしれないんだけど、聞いてくれるかな? ライナー:ちょ、ちょっと怖いけど、何? ミシャ:うん・・・実は私、誰かのために何かをするっていうの?あれ、もの凄く大嫌いだったの。 ミシャ:人のために何かをするよりも、まずは自分自身の方が大切じゃないか、って思っててね・・・。 ライナー:そうだったのか・・・。でも、俺に対しては最初から優しかったし、色々してくれただろ? ミシャ:ライナーは別よ。ライナーだからね。 ライナー:どんな理屈かはわからないけれど、まぁ、ありがたいからいいか。 ミシャ:うふふ・・・でもね、最近になって少し自分が変わってきたみたいなの。 ミシャ:あれだけ人のために何かするのが嫌いだったはずなのに。その考えが少しだけ薄くなってきてるような気がする・・・