(会話無し)
ライナー: 装備するとHPも上昇する効果のついた武器、シエロセラミクス完成だ!
シュレリア: 武器なのに、HPが上がるんですか?
ライナー: ほんの少しですけどね。 でも、少しの差でも勝敗は分かれますからね。
シュレリア: そうですね。 でも、なんだかデザインはパッとしませんね。
ライナー: うっ…やっぱりそう思いますか。
シュレリア: あ、で、でも、ライナーにはよく似合ってると思いますよ。
ライナー: それって微妙に嬉しくないんですけど…
シュレリア: なんだか枯れ木のような槍ですね。
ライナー: 枯れ木だなんてとんでもない。 これでも攻撃力はもちろん、防御力だって結構高いんですよ?
シュレリア: そうなんですか? なんだかパッと見、そうには見えないのですが…。
ライナー: こっちもまさか、枯れ木と呼ばれるとは思いませんでしたよ…。
ライナー: 銃も作ってみると結構楽しいもんだな。
シュレリア: でもこれ、少し銃口が大きくないですか?
ライナー: 強くしようとしたらこうなっちゃって。 今度はもう少し小型化を目指そうと思います。
シュレリア: そうですね。 どちらかというと大砲でしょうか。
ライナー: 音速歯車完成だ!
シュレリア: これってチェーンの代わりに歯車で切るんですか?
ライナー: そうですよ。元がしっかりした歯車だから、そこらのチェーンソウなんかより強いです。
シュレリア: …なんだか攻撃しているところを想像すると怖いですね。
ライナー: いや、それは想像してはいけない部分です…
シュレリア: それにしても、ちょっと怖い刀ですね。
ライナー: やっぱりそう思いますか…。
シュレリア: それにこれ、峰打ちできませんよ? なんでのこぎりみたいになってるんですか?
ライナー: なんでと言われても、こういう刀なんだから仕方ないですよ。
シュレリア: 呪いのカタナ…ですか?
ライナー: 朱雀&青龍です。
シュレリア: …そんな生易しい名前、絶対似合いません。
ライナー: なんだか随分と色が緑っぽくなったな…。
シュレリア: 何か入れたんですか?
ライナー: 特に色の付くようなものは入れてませんよ。 まあ、シエロセラミクスが更に強くなったんだから、文句も言えないか。
シュレリア: 確かにパッとしない剣だったあれが、 緑になっただけで若干ながらイメージ変わりましたね。
ライナー: …どんな感じにですか?
シュレリア: なんかこう、地味な感じに…
ライナー: …まったく変わってないように聞こえるのは俺だけですか?
シュレリア: そ、そんなこと無いと思いますよ! それに、ライナーが装備しているところを想像するとカッコイイと思いますし。
ライナー: 微妙に嬉しくないんですけど…
シュレリア: なんだか斧みたいな槍ですね。
ライナー: そっちの方が便利だと思いましてね。 それにこれ、炎の追加ダメージもあるんです。
ライナー: だから通常の攻撃にプラスされるから、 かなり戦闘で役に立ちますよ。
シュレリア: なるほど…でも、黒一色でなんだか 悪役みたいなデザインですね。
ライナー: まあ、槍の名前がインフェルノですからね。 見た目もそうなっちゃいますよ。
シュレリア: 装備するのは…ラードルフさんですよね? 鎧と合わせるとシロクロですね…
ライナー: な、なんですかそのシロクロっていうのは…
ライナー: よし出来た、エストレーモだ。
シュレリア: …ただの銃にしか見えないんですけど?
ライナー: ところが、威力が半端じゃなく強いんです。 外装もその衝撃で吹っ飛ばないように、パワードビスでしっかり固定してあります。
シュレリア: …それ、人間が扱えるんですか?
ライナー: いや、多分無理なんじゃ… でもジャックなら大丈夫ですよ!
シュレリア: そ、そうですか…。 そうですよね…腕の強化とかしてますし、きっと大丈夫ですよね…
ライナー: も、もちろんですよ…!ははは…
ライナー: う〜ん…やっぱり赤はマズかったかな?
シュレリア: ここまで真っ赤だと、なんだか怖いです。
ライナー: 電磁エンジンっていう名前なんですけど、似合いませんか?
シュレリア: なんだかそれじゃチェーンソウって感じがしませんね。
ライナー: 音がやたらとうるさいんですよ。 やかましいといってもいいくらいです。
シュレリア: ってことは、これを装備して戦っているクルシェさんは周りの声が何も聞こえないと。
ライナー: あ、そうか…。 それじゃ、クルシェが助けを求めていてもわからないかもしれないな…。
シュレリア: それどころか、悪口言い放題言っても本人は全然気づきませんよ?
ライナー: …シュ…シュレリア様、 クルシェに何か恨みでも?
シュレリア: …い、いえ…何もありませんよ。 例えばですよ、例えば!
シュレリア: とにかく! 今度は静かで強力なのを作ってくださいね。
シュレリア: な、なんだかすごいオーラが出ているんですけど…これ、本当に刀なんですか?
ライナー: い、一応普通の刀なんですけど。
シュレリア: …どこが?
ライナー: レシピ通りに作った結果が、まあ、 こんなわけで…。
シュレリア: 本当にこれ、問題なく使える刀なんですか?
ライナー: 俺にはわかりません。 刀なんて使ったこともないんで…。
シュレリア: あ…なんだか綺麗な剣ですね。
ライナー: へへ、作るの結構大変なんですよ。
シュレリア: これだけ綺麗なら仕方ないですね。 さながら「白銀の騎士」ってところでしょうか?
ライナー: 惜しい、銀の謳い手です。 でも白銀の方が高級っぽい感じがするかな…。
シュレリア: ただの銀っていうには勿体無い輝きですよね。
ライナー: エレメントスピア、完成だ!
シュレリア: 水色の槍ですか…。 敵を攻撃した後、血の色が凄く目立ちそうですね。
ライナー: …言われるまで気づきませんでしたよ。
シュレリア: でもこれ、名前から察するに何かに耐性があるみたいですね?
ライナー: 何かじゃなくて、全部の耐性と追加ダメージです。
シュレリア: 全部ですか!? それはまた、随分と作るの大変だったでしょう?
ライナー: それがそうでもなかったんですよね。 意外と簡単に出来ちゃったから、驚きですよ。
シュレリア: そうですか…。 戦いで役に立つ上に作るのが簡単。まさに「お手軽万能槍」ですね。
ライナー: そんな、まるで包丁みたいな名前はやめましょうよ…。
ライナー: エストレーモを改造して作った銃。 その名もミゼンシャー!
シュレリア: 未然者、ですか? なんだかいい名前ではないですね。
ライナー: 違います、ミゼンシャーです! 最後を伸ばしてください。
シュレリア: わかりました。 それにしても改造したということは、更に強力になったのですか?
ライナー: ただ強くなっただけじゃなく、誰でも簡単に扱えるようになりました。
ライナー: 強力だから反動が強いという常識を覆した、新しい銃です。
シュレリア: …そ、それじゃ、もしかして私でもお手軽に使えるんでしょうか?
ライナー: …お手軽と言うほど簡単には扱えませんよ。 って、使いたいんですか?
シュレリア: い、一度使ってみたかったんですけど…。 きっと私じゃ、反動で転んじゃいますよね。
ライナー: (シュレリア様だと、撃つ前に転びそうな気がするなぁ…)
ライナー: 伝説の生物、サメをイメージして作ったチェーンソウ、シャークギルだ!
シュレリア: …サメ、私も実際には見たこと無いです。 昔実在していたのは確かですが。
ライナー: 俺も実物は見たことないからわからないです。 けど、こんな感じであってるでしょ?
シュレリア: 確かそうだったと思います…。 チェーンは背びれを意識してるんですか?
ライナー: そうです。 とは言っても、一つじゃ意味ないんで結構つけましたけどね。
シュレリア: で、でも背びれ、確かこんな色じゃなかったですよ?
ライナー: …あ、あれ?間違っちゃいましたか?
ライナー: KANADEの出来上がりだ!
シュレリア: …カンアデ?
ライナー: カナァデェです!
ライナー: ちょっとだけ問題点があるけど、 これが最強の槍だ!
シュレリア: この派手な槍は、本当に強いんですか?
ライナー: ええ、攻撃するのに関しては強いですよ。 ただ、装備すると全耐性が激減します。
シュレリア: それは、ちょっとどころかかなり問題 ありませんか?
ライナー: そのぶん強くて、しかもクリティカルも グッと出易くなるんですけどね。
シュレリア: …そう考えると、確かにちょっとだけの ような気もしますけど、複雑ですね。
ライナー: …本当にこれ、使えるのか?
シュレリア: どうして大砲なんか作ったんですか?
ライナー: いや、一応これは銃らしいんですよ。 威力は桁違いですけどね…。
シュレリア: 見ればわかります…。 また一段と銃口が大きいですね。
ライナー: これ以上小さくすると銃身が吹っ飛ぶって 書いてありましたよ。 さすがにそれはマズイでしょ?
シュレリア: …「命知らずの銃」という名にして、 使用者に凄く危険だというのを知らせる べきです。