ライナー:はーい、どうぞ。
ライナー:シュ、シュレリア様!? どうしたんですか?こんな夜更けに。
シュレリア:夜遅くにすみません。 どうしてもライナーに話をしたいことがありまして・・・。
ライナー:は、はい。 なんでしょう。
シュレリア:ライナー、私を再起動させたことなんですが・・・やはり素直に褒めることは出来ません。
ライナー:え・・・?
シュレリア:あの時は随分ライナーも立派になったと喜びもしましたけどね・・・
シュレリア:でも、私を再起動させたのはやっぱり正しい選択ではなかったと思います。
シュレリア:それによってミュールも復活し、世界はまた危機にさらされてるのですから・・・
ライナー:それでも俺、やっぱり何かが犠牲になるっていうのは、納得できないです。
ライナー:あの時にも言いましたけど、やっぱりそれは何か違うような気がして・・・
シュレリア:立派な答えだとは思いますが、だけど・・・やっぱり褒めることは・・・。
ライナー:いいです。確かに後先考えない希望論だけでやったってのもありますからね。 何言われても仕方はないです。
シュレリア:・・・・・・・・・・・・
シュレリア:まあ、もう過ぎたことですから、言ってても仕方ないですね・・・。
ライナー:すいません。でも俺・・・
シュレリア:いいです・・・そ、それにその・・・私も、あまり厳しく言えません。・
シュレリア:大切な人と言われた時、嬉しかったですし・・・。
ライナー:・・・。
シュレリア:また何かあったら来ます。 それでは。
(トークマター選択)
シュレリア:はい。どうぞ。
ライナー:あの、前から気になっていたんですけど・・・シュレリア様にもコスモスフィアはあるんですか?
シュレリア:え?さあ・・・あるのでしょうか? 実は、確かめたことありません。 聞いてきた方も、ライナーが初めてですから。
ライナー:あわわ、すみません! もしかして、まずいこと聞きましたか!?
シュレリア:いいえ、それ程では。
シュレリア:昔から、ダイブと似たようなシステムはあります。ですが、現在のシステムでは確認したことがありません。
シュレリア:現代のダイブシステムは、塔のロストテクノロジーを土台にして作っていますから、それ程変わりはないと思いますが・・・
ライナー:・・・。
シュレリア:・・・あの・・・
シュレリア:・・・ ・・・試してみたいんですよね?
ライナー:ま、まあ・・・。
シュレリア:・・・仕方ありませんね。 少しだけですよ?
システム文:シュレリアにダイブできるようになった!
シュレリア:はい。どうぞ。
ライナー:この前、昔の人もダイブみたいなことをしていたって言ってましたよね?
ライナー:昔の人も、レーヴァテイルの詩を紡ぐのに、ダイブして紡いでいたんですか?
シュレリア:いいえ、塔の時代のレーヴァテイルは、もっと高度な方法で詩を紡いでいました。パートナーがいなくても、一人で紡げるのです。
シュレリア:今でいうヒュムネクリスタルのようなものが売られていて、それを昔のダイブマシンで流し込むだけです。
ライナー:便利そうではあるけど・・・なんだかちょっと寂しいですね。俺は今のダイブみたいに、パートナーとの信頼で紡ぐ方が好きかもです。
シュレリア:そうですね・・・。確かに今の方が心が通ってる感じはしますね。でも・・・危険でしょう?
ライナー:あ・・・え、ええ、まあ・・・そうですね・・・。 あはは!
シュレリア:・・・もしかして、オリカさんやミシャの世界で何かあったんですか?
シュレリア:・・・あ、でも、言わなくていいですよ? プライバシーの侵害になりますから。
ライナー:は、はあ・・・。
ライナー:でも、そうなると・・・昔の人は、ダイブって何のためにやっていたんですか?
シュレリア:それは・・・主に娯楽です。 仮想世界を創って、その世界で遊ぶ。 いわばゲームみたいなモノですね。
ライナー:へぇ・・・・ でも世界なら、この世界だけで十分だと思うんだけどなあ・・・。
シュレリア:まず、死の危険性がありません。あとは、プログラム次第では、この世界ではあり得ない、様々な世界を体験できます。
シュレリア:例えば、作り話の本の世界に、ライナーが入り込むことも出来るんです。
ライナー:そ、そうなんですか・・・ すごいなぁ・・・
シュレリア:今でも恐らく、そのうちの幾つかは、塔の中に残っていると思いますよ。
シュレリア:多分、私経由でアクセスすれば、その辺りのデータを引っ張り出せると思います。
ライナー:へぇ・・・。 すごいですね・・・。
シュレリア:え!?・・・そ、そんなこと・・・ これくらいは・・・普通です・・・。
ライナー:・・・。
シュレリア:・・・・・・。
シュレリア:あの・・・
シュレリア:あ、遊んでみたいんですよね?
ライナー:え?いいんですか!?
シュレリア:・・・仕方がありませんね。 ライナーがそこまで言うなら、ちょっと試してみましょうか。
ライナー:は、はあ・・・。
ライナー:(シュレリア様、実は自分がやりたいんじゃないのか・・・!?)
シュレリア:はい。どうぞ。
ライナー:あの、シュレリア様にひとつ聞きたいことがあるのですが・・・いいですか?
シュレリア:はい、何でしょうか。
ライナー:・・・な、なんかこんな事聞くのもどうかと思いますけど・・・
シュレリア:?
シュレリア:・・・え?
ライナー:あ、いや、別にだから・・・やりたいとか、そういう事じゃなくて・・・
シュレリア:一応出来ますけど・・・もうかなり長いことやってませんでしたから、保証はできません。
シュレリア:期待しないほうが身のためです。
ライナー:あ、いえ、別にやるとは言っていませんよ? さすがにシュレリア様には・・・
シュレリア:・・・そうですか。
ライナー:・・・あれ?
シュレリア:いえ、何でもないんです。 そうですよね、誰もやるなんて言ってませんよね。
シュレリア:紛らわしい発言は控えてください。 そろそろお休みしますね。 それじゃ、おやすみなさい。
ライナー:あ・・・
ライナー:何かマズイ事言ったかな・・・。
(トークマター選択)
ライナー:あ、は、はい!どうぞ!!
シュレリア:お休み中にすみません。 何となく・・・ライナーの顔が見たくなって・・・。
シュレリア:あ、でもお邪魔ですよね・・・。すみません。
ライナー:いえいえいえ!全然そんなことありませんよ!
ライナー:そうだ、シュレリア様に1つ聞きたいことがあったんです。
ライナー:タスティエーラって・・・本当はどんな人なんですか?メイメイのような、AIみたいなものなんですか?
シュレリア:彼女は・・・「魂」です。 400年前に生きていたテル族の巫女・・・タスティエーラの魂。
ライナー:た、たましい!?
シュレリア:そうです。彼女はミュールを封印する時に、その命を捧げてくれました。
シュレリア:今の平和は・・・400年間の彼女の犠牲の上に成り立つ世界なのです。
ライナー:そうだったんですね・・・。 全然知りませんでした。
シュレリア:彼女と私は・・・遥か昔からの友達なんです。 彼女がまだ普通のテル族として生きていた頃からの・・・
シュレリア:それと同時に、私の命の恩人でもあります・・・。 だから、彼女のために出来ることは、何でもしてあげたい。
シュレリア:こんな時だからこそ・・・いえ、こんな時にしか、何もしてあげられないから・・・
シュレリア:・・・。
ライナー:シュ、シュレリア様!? どどどど、どうしたんですか!? 俺、何かまずいこと聞いちゃいました!?
シュレリア:いえ、そうじゃないんです。 彼女のことを思うと・・・いつも涙が・・・
シュレリア:私がもっとしっかりしていれば、彼女が命を捧げることは無かったのに・・・
シュレリア:彼女は私を助けるために、こんな事に・・・
シュレリア:はっ!!
シュレリア:あ!・・・す、すみません。こんな所でこんな話するなんて、公私混同ですよね。
ライナー:あ、いえ・・・俺嬉しかったです。自分の気持ちを話すシュレリア様、初めて見たから・・・。
シュレリア:・・・。
(トークマター選択)
ライナー:あ、は、はい!どうぞ!!
シュレリア:今回はお疲れ様でした。まさかまたアヤタネと行動するとは思いませんでした・・・。
ライナー:・・・心配ですか?アヤタネのこと・・・
シュレリア:少し不安ですが・・・ライナーがいてくれれば安心できます・・・。
ライナー:・・・そ、そうですか・・・。
シュレリア:・・・。
シュレリア:私・・・ミュールが人々の為に紡いだ詩があるなんて、知りませんでした。
シュレリア:それを知っていたら・・・もしかしたら歴史は変わっていたのかもしれません。
ライナー:・・・。
シュレリア:でも、そしたらライナーとは出逢えていなかったかもしれませんね・・・。
シュレリア:ライナー・・・。 今日はちょっとお話があってきました。
シュレリア:あ、あの、ライナー・・・その・・・ワガママを言っていいですか?
ライナー:は、はい・・・どうぞ。
シュレリア:あの・・・
ライナー:・・・。
シュレリア:その、私・・・
ライナー:・・・・・・。
シュレリア:普通の・・・お友達としての話し方で・・・ライナーと話したいです。
ライナー:シュ、シュレリア様・・・ 一体どうして・・・急に・・・!?
シュレリア:・・・ライナー・・・。聞いてくれますか? 私の今の想いを・・・。
ライナー:もちろんですよ。
シュレリア:・・・私・・・
シュレリア:ずっと一人で暮らしてきました。第二紀が終わってから、数百年もの間ずっと・・・
シュレリア:第一紀には、私のおとうさんにあたる人がいました。第二紀には、一緒に世界を復興した仲間がいました。
シュレリア:・・・でも、第三紀は・・・ずっと孤独でした。 心を許せる人がいなかった・・・。
ライナー:・・・。
シュレリア:第二紀終焉の時・・・人々に裏切られて・・・そして大惨事が起こってしまって・・・。それ以来、私は人を信じることができなくなっていた・・・。
シュレリア:だから、必要なとき以外は人との接触は断っていました。私情を挟むことも、自分でタブーにしてきました。
ライナー:・・・そういうことだったんですね。だからあんなに、徹底して事務的に・・・。
シュレリア:・・・はい。
シュレリア:でも、もう・・・そんなの耐えられない・・・ ライナーと一緒に旅するようになって、だんだんその枷が重くなっていって・・・
シュレリア:やっぱり独りはいやです・・・。
ライナー:シュレリア様・・・。俺はいつも側にいますよ。 だから、心配しないでください。
シュレリア:ありがとう・・・。 でも、もう少し・・・もう少しだけ近づきたいんです。
シュレリア:だから、お友達のように話がしたい・・・。 もちろん、こうして2人きりで逢っているときだけです。
ライナー:・・・。
ライナー:わかりました。 俺も、さすがに普段から友達言葉で話をされると微妙に困る場面があると思いますので。
ライナー:2人の時だけにしましょう。みんなには秘密って事で。
シュレリア:あ、ありがとう・・・。
シュレリア:・・・。
シュレリア:それじゃあ、その・・・ さっそく・・・た、ため口でいくから・・・。
シュレリア:で、でも、久しぶりで、下手くそかもしれませんから、それでも笑わないでくださいね。
ライナー:わかりましたけど、ため口にするんじゃないんですか?
シュレリア:あ・・・い、イキナリだから、難しい・・・。
ライナー:はーい、どうぞ。
シュレリア:この間の戦闘、私が謳う前に、戦いが終わってしまいましたね。
シュレリア:少し見ないうちに、ライナーがここまで強く成長してるとは思いませんでした。 見ていて、嬉しかったです。
ライナー:そ、そうですか? 偶然相手が弱かっただけですよ。
シュレリア:だとしても、私は凄く嬉しいです。 これからも期待してますよ、ライナー。
ライナー:はーい、どうぞ。
ライナー:・・・しゅ、シュレリア様? もしかして、機嫌悪いですか?
シュレリア:当たり前です! ライナー、この間の戦闘は一体何ですか!
シュレリア:・・・まさか、戦闘で私が倒れることになるとは思ってもいませんでした。
シュレリア:ライナーがしっかり護ってくれると期待していたのですが・・・ちょっと残念です。
シュレリア:・・・今度からはしっかり、護ってくれなきゃ嫌ですよ?
ライナー:はーい、どうぞ。
シュレリア:戦闘中に倒れるなんて、ライナー、一体何を考えてるんですか!?
シュレリア:何もそこまで無理をする必要はないでしょう!? もっと自分の体を大切にしてください。
シュレリア:まったく・・・あまり、心配を掛けさせないでください・・・。
ライナー:はーい、どうぞ。
シュレリア:先日は戦闘の時、トランキリティありがとうございます。
シュレリア:お陰で、そつなく歌い続けることができました。
シュレリア:こういうのがパートナーシップって言うんでしょうね。
シュレリア:これからもよろしくお願いします。
ライナー:はーい、どうぞ。
ライナー:ああ、シュレリア様。どうしたんですか、こんな時間に?
シュレリア:特に何かあるわけじゃないんだけど・・・遊びに来ちゃった。
シュレリア:いいよね?少しゆっくりしていっても・・・。