オリカ:え・・・えと・・・ や、やっぱりいい・・・帰るね・・・ 迷惑みたいだし・・・
ライナー:ちょ、ちょっと待って! 全然迷惑じゃないって。ただ、オリカの方から来るなんて 珍しかったから。
オリカ:・・・そうだよね。 あたしも・・・今までこんな事したことない。
オリカ:あの・・・ね。ライナー。 この間飛空挺から落とされたとき・・・ 助けてくれてありがとう。
ライナー:ああ、あの時の。 俺もあの時は一か八かだったけどさ、二人とも助かって 良かったよ。奇跡に近いよな!
オリカ:クルシェのお陰もあるよね。 でも、二人のうちどっちかが違う行動していたら、 あたし達助からなかったんだ。
オリカ:・・・。
オリカ:それじゃ、今日はごめんね。 こんな夜遅くに。
オリカ:・・・。
オリカ:あの・・・。・・・また・・・ 何かあったら来てもいいかな。
オリカ:二人だと・・・いつもより少し 楽に話せるみたいだから・・・。
ライナー:ああ、いつでも来いよ。俺も何か話すことがあればオリカの所へ行くからさ。
オリカ:・・・え?
ライナー:あ、ご、ごめん・・・迷惑ならいいんだ。
オリカ:・・・う、ううん。そういうわけじゃ・・・。とにかく、今日はお礼に来ただけだから、 夜も遅いし、そろそろ帰ろうか?
オリカ:あの、インストールのことなんだけど・・・あたしに、インストールしてくれないかな。
オリカ:あたし、人一倍弱いでしょ・・・。これ以上ライナーに迷惑を掛けられないしこれくらいは頑張らないと・・・
ライナー:・・・え?
オリカ:ライナーだったら、安心してお願いできる。だから、よろしくお願いします。
ライナー:あ、ああ・・・わかった。でも、本当にいいのか?本当はイヤなんじゃないのか?
オリカ:イヤじゃないよ。入れる時に少し痛むって聞いてるから、正直、ちょっと怖いってのはあるけど・・・
オリカ:でも、これで強くなってライナーを助けられるなら、あたしはその方が嬉しいから。あまり痛くしないでね・・・えへへ。
ライナー:あ、ああ。頑張るよ。
オリカ:そういえば・・・ライナーもインストールって初めてなんだよね。練習がてら、今からやってみない?
オリカ:もしグラスノ結晶を持ってなかったら、これを使ってみて。効果は大したこと無いけど、ダメージも少ないから。
オリカ:インストールっていうのは、ダイブ屋さんが言っていたとおり、グラスの結晶をあたしの身体に入れること。
オリカ:でも、どこからでもグラスノ結晶を入れられるわけじゃないの。
オリカ:レーヴァテイルには、身体のどこかにインストールポイントっていう場所があって、そことグラスノ結晶が反応してとけ込むの。
オリカ:あたしの場合は、首筋のあたりなんだけど・・・
オリカ:えと・・・あの・・・髪、かき分けて・・・背中を見てみて。
ライナー:え・・・ええっ!いいのか?
オリカ:ちょ、ちょっとだけだからね!あんまり広げたらだめだからね!
ライナー:あ、ああ・・・。
ライナー:な、なんだこれ?肌に模様が描かれてる!?
オリカ:そこがインストールポイントだよ。その模様の中心に丸があるでしょ?そこにグラスノ結晶を当てると取り込まれる。
オリカ:やってみて。
(インストール説明、実行)
オリカ:インストールって、こういうものなんだね。これは確かに大変。
ライナー:大丈夫か?もしかして、結構痛かったんじゃないか?
オリカ:えへへ、ちょっとね。でも二人とも初めてだもん。続けていけば、きっと痛くない方法も見つけられるよ。
ライナー:なんだか悪いな・・・。
オリカ:ううん、いいの。自分で決めたことだし、ライナーがしてくれるなら頑張れるもの。コレからもよろしくお願いします。
オリカ:あの、インストールのことなんだけど・・・ あたしに、インストールしてくれないかな。
オリカ:あたし、人一倍弱いでしょ・・・。 これ以上ライナーに迷惑を掛けられないしこれくらいは頑張らないと・・・
ライナー:・・・え?
オリカ:ライナーだったら、安心してお願いできる。だから、よろしくお願いします。
ライナー:あ、ああ・・・わかった。でも、本当にいいのか?本当はイヤなんじゃないのか?
オリカ:イヤじゃないよ。入れる時に少し痛むって聞いてるから、正直、ちょっと怖いってのはあるけど・・・
オリカ:でも、これで強くなってライナーを助けられるなら、あたしはその方が嬉しいから。あまり痛くしないでね・・・えへへ。
ライナー:あ、ああ。頑張るよ。
オリカ:もしグラスノ結晶を持ってなかったら、これを使ってみて。効果は大したこと無いけど、ダメージも少ないから。
オリカ:あたしのインストールポイントは、首筋の辺りにあるんだ。
オリカ:えと・・・あの・・・髪、かき分けて・・・背中を見てみて。
ラライナー:え・・・ええっ!いいのか?
オリカ:ちょ、ちょっとだけだからね!あんまり広げたらだめだからね!
ライナー:あ、ああ・・・。
オリカ:背中に模様が描かれているのがわかる? 中心に丸があるでしょ? そこがあたしのインストールポイントだよ。
(インストール実行)
オリカ:インストールって、こういうものなんだね。これは確かに大変。
ライナー:大丈夫か? 無理しなくてもいいぞ?
オリカ:ううん、いいの。 自分で決めたことだから。 コレからもよろしくお願いします。
オリカ:あ・・・ ・・・・・・ ・・・と・・・
ライナー:・・・?
オリカ:特に・・・用があるわけじゃないんだけど・・・
オリカ:何となく、お話ししたくなって・・・
オリカ:え!? あ、うん、いいよ。
ライナー:お邪魔しま〜す・・・あれ、手紙書いてるのか? 邪魔しちゃったみたいだな。
オリカ:う、ううん、まだ全然書いてないから、平気だよ。
ライナー:そうか、ならよかった。
ライナー:でも、その手紙、誰に宛てて書くつもりだったんだ?
オリカ:え!?そ、それは、その・・・ って、なんでそんなこと聞くの?
ライナー:いや、なんだか凄い慌てようだったから、気になってさ。
ライナー:もしかして、その・・・ラブ・・・
オリカ:ち、違うよ、違います! そんなのじゃないもん!
ライナー:悪い悪い。ちょっと気になってさ。 でも、本当に誰宛なんだ?
オリカ:・・・・・・秘密。
ライナー:・・・気になるな。 せめてヒントだけでもいいんだけど・・・
オリカ:もう、秘密ったら秘密なの! これだけは絶対にダメ!
ライナー:き、気になるなぁ・・・
オリカ:そ、そんなことより、何かお話しするんでしょ?
(トークマター選択)
オリカ:えっ!?わ、わわっ! い、イキナリ入ってきちゃダメだってば!!
ライナー:おいおい、落ち着けって慌てすぎだぞ。
オリカ:誰のせいだと思ってるのかな〜?
ライナー:ご、ごめんごめん、冗談だって。
オリカ:もう・・・デリカシーないんだから。
ライナー:にしても、慌てて何か隠したところを見るに、また手紙を書いてたみたいだな。
ライナー:宛先は前の時と同じ奴か?
オリカ:・・・もう、またそうやって探る。
ライナー:いや、だって気になるだろ?
オリカ:・・・気にしないでっていってるのに。
ライナー:で、でもさ、どうしてか気になっちゃってさ・・・
オリカ:どうしてそこまで気になっちゃうかな?
ライナー:いや、でも正直、気になりすぎて眠れなくなりそうなんだよ。
オリカ:な、何もそこまで・・・
ライナー:なあ、頼むよ、せめてヒントだけでもさ・・・
オリカ:・・・・・・・・・・・・
ライナー:わ、わかった、悪かった。 もう聞かないよ。
オリカ:・・・・・・そんなに、気になっちゃう?
ライナー:え?ま、まあ、その・・・正直な話、メチャクチャ気にはなるな。
オリカ:・・・はぁ。もう、しょうがないな。 じゃあ、ヒントだけだからね。
ライナー:ほ、本当か!?やった! で、ヒントって何だ?
オリカ:う〜ん、なんて言えばいいのかな・・・・・・
オリカ:・・・・・・郵便屋さんは絶対届けてくれない人への手紙、かな?
ライナー:・・・は?
オリカ:はい、ヒント終わりだよ。
ライナー:え、えっと、それって・・・サンタクロースか?
オリカ:そ、そんなサンタに手紙書くような子供じゃないよ、あたし!!
ライナー:違うのか?正解かと思ったんだけど、なんか余計気になっただけのような気が・・・
オリカ:もう・・・それよりライナー、何か用事があって来たんでしょ?
ライナー:あれ? なんかご機嫌みたいだけど、どうかした?
オリカ:ん?えへへ・・・そう見える?
ライナー:そうとしか見えないから聞いてるんだけど・・・
オリカ:実はね、毎日コツコツ作ってたものが、とうとう完成したんだよ。
オリカ:ライナーにプレゼントしようと思って、毎日睡眠時間削って頑張ってたの。
ライナー:俺にプレゼント? 気になるな、早く見せてくれよ。
オリカ:もちろん。あ、でも嬉しさあまってはしゃいじゃダメだよ、恥ずかしいから・・・。
ライナー:わかったわかった。で、一体何なんだ?
オリカ:えへへ・・・じゃじゃーん!これでーす!!
ライナー:・・・・・・・・・・・・
オリカ:毎日一生懸命編んで作った、「ほかほかセーター」だよ。凄いでしょ!?
ライナー:・・・・・・・・・・・・
ライナー:え!?あ、う・・・ こ、これってその・・・俺が着るの?
オリカ:え?そ、そうだけど、何か問題あった?
ライナー:問題というかなんと言うか、その・・・
オリカ:ただ暖かいわけじゃないんだよ。装備すればそこらの鎧よりも全然強いんだよ。
ライナー:・・・そ、それは本当にセーターなのか?
オリカ:それにほら、チャームポイントとして胸元の大きなハートマーク!
オリカ:これを着たライナー、すっごく素敵だと思うんだけどな〜。
ライナー:ちょ、ちょっと待った! これ、普段着にしろってのか!?
オリカ:え・・・い、嫌なの?
ライナー:嫌じゃない!嫌じゃないけど、その・・・ は、恥ずかしいし・・・。
オリカ:じゃあ、あたしも同じの作って着るから、それなら・・・
ライナー:余計恥ずかしいって、それ!!
オリカ:えーっ!?セーターくらいどうってことないって。
ライナー:ハートがマズイんだってば、ハートが!
オリカ:着ちゃえば慣れるよ。それに、みんなだって別にジロジロ見ないって。
ライナー:見て見ぬ振りをしてくれるってことか?
オリカ:そ、そうじゃなくって、えっと・・・。
ライナー:・・・・・・・・・・・・
オリカ:・・・ま、まあ、一度着てみれば良さがわかるって、うん!
ライナー:・・・もしかしてその言葉、自分に言い聞かせてるだけじゃないのか?
オリカ:と、とにかく!良い物だし、一生懸命作ったんだからね。着ないとダメだよ!
ライナー:・・・そ、それじゃあ、その・・・そ、そのうち、勇気を出して着るよ・・・。
オリカ:うん!絶対だからね!!
オリカ:ライナー、この前はトランキリティを使ってくれてありがとう。
オリカ:あたしなんかのために、貴重なものをごめんね・・・
ライナー:あれ?なんか元気ないみたいだけど、どうかしたか?
オリカ:・・・あのね、ライナー。あたしが謳っているときは無防備だって知ってるよね?
オリカ:それでも謳うのは、ライナーが護ってくれるって信じていられるからなんだよ?
オリカ:それとも、やっぱりあたしなんて、いてもいなくても同じなのかな・・・
ライナー:はーい、どうぞ。
ライナー:あれ?なんか元気ないみたいだけど、どうかしたか?
オリカ:・・・あのね、ライナー。あたしが謳っているときは無防備だって知ってるよね?
オリカ:それでも謳うのは、ライナーが護ってくれるって信じていられるからなんだよ?
オリカ:それなのに、戦闘不能になるような攻撃に狙われても、護ってくれないんだね。
オリカ:なんだか、謳うのが怖くなってきちゃったな・・・。
オリカ:ううん・・・大丈夫。気にしないで。 それより今は、ライナーと一緒にいたくて・・・。
ライナー:・・・! もしかして、この間のインストールで、ちょっと無理しすぎたか!?
オリカ:あ・・・う、ううん、違うの! ・・・あたしの能力が低いから・・・もっと頑張らないといけないのはあたしの方だし・・・。
ライナー:いや、そういう問題じゃないって。 本当に辛かったらちゃんと言ってくれよ?
オリカ:・・・うん、ありがとう。 やっぱりライナーは優しいね。
ライナー:(グラスノ結晶・・・ちょっと減らしてあげた方がいいかもな・・・)
ライナー:はーい、どうぞ。
オリカ:倒れるほど辛いのに無茶するなんて無謀すぎるよ!
オリカ:あたしだって回復魔法ぐらい使えるのにさ。それなのに無理しちゃって・・・
オリカ:今度から危なくなったら、すぐに回復魔法を頼んでね。絶対だよ!?