ミシャ: マモレーズってさ、使われた側にとっては たまったもんじゃないわよね?
ミシャ: 攻撃とかは出来るにせよ、多分、 子供のパンチすらも怖いものになると 思うしね。
ライナー: そうだよな。子供のパンチにやられました、 なんてことが実際にありそうだもんな。
ミシャ: 恋人同士の痴話喧嘩の時に勢い余ってこれを ぶつけてビンタしてノックアウト、とかも ありそうよね。
ライナー: …それ、勢い余るどころの騒ぎじゃないぞ?
ミシャ: そう考えるとかなり怖いわね…。 「守神隠しの水」ね。 守護神を神隠しに遭わせちゃうんだから。
ミシャ: 敵の動きが遅くなるって言ってもさ、 別に攻撃が当たらなくなるってわけじゃない のよね?
ミシャ: そんな遅くなった敵の攻撃を避けられ ないって、何かおかしいとおもわない?
ライナー: そうとは思うんだけど、不思議なことに 何でだか当たっちゃうんだよな、これ…。
ライナー: 半端じゃなく遅くなってるってのに、 不思議だよな…。
ミシャ: 遅くなるだけで命中率が下がるわけじゃない、 か。説明通りの効果以上は得られないのね。
ミシャ: ま、とりあえず効果どおりの名前ってことで 「亀化けの水」って感じかな?
ライナー: ネオ・アタラズ完成! アリを殺すことすら苦労すること間違いなし だ!
ミシャ: わかりやすいネーミングではあるけどね。
ミシャ: でもやっぱり、「閻魔王そらしの水」の方が 良いと思うわ。
ライナー: マモレーズ・ハイ。蚊に刺されることさえ 恐怖の対象となってしまう恐ろしい薬だ。
ミシャ: 効果のある間は生きてるだけで怖いわね。
ライナー: つまり恋人同士が手をつなぐだけでも攻撃に なるわけだ。
ミシャ: まさに命がけの恋が体験できるわけね。 私は体験したくないけど…。
ミシャ: これは「八百万神隠しの水」ね。 こわいこわい…。
ミシャ: これって、やっぱり攻撃が当たらなくなる わけじゃないのよの?
ライナー: そりゃな。これは相手を遅くするためのもの だから、命中率は下がらないよ。
ミシャ: 更に強化されるなら、 「石打ちの化け水」って感じね。
ライナー: なんだそれ?
ミシャ: ぽたぽた落ちる水が石を削っていくくらい 遅いってこと。
ライナー: 夢追いの水完成だ。作ってる最中に二回ほど 眠りかけたから思ったより大変だったよ。
ミシャ: それだけ効果が強いってことね。 まあ、日常生活でも使えるからそれくらいで 十分なのかな?
ライナー: だな。不眠症の人間にも最適だし。
ミシャ: 好きな子にこれを渡すってのも一つの手よね。
ライナー: え、なんで?
ミシャ: そ、そんなの私の口から 言えるわけないでしょ? 自分で考えなさい。
ライナー: …何を考えてるんだ?
ミシャ: 素朴な疑問なんだけど、これって黒の溶液で 出来てるのよね?
ミシャ: てことは、これ、物自体はグラスノで 出来てて中身は黒の溶液ってことでしょ?
ミシャ: だとしたら、別に黒の溶液を普通の瓶で 投げつけるだけでもいいんじゃないかな?
ライナー: み、見た目が変わった方がいいだろ? それに見た目だって強そうだしさ。
ミシャ: ま、確かに見た目って大事よね。 それじゃ、それに見合う名前も付けましょ。
ミシャ: 「パラズィポット」。 ちょっと可愛いでしょ?
ミシャ: あ〜、これって結構怖いのよね。
ライナー: まあ、詩に反応して突っ込んでくるんだから、 怖くないわけないよな。
ミシャ: 頭に当たるのも怖いけど、みぞおちに めり込むのもなかなか効くらしいわよ。
ミシャ: 確実に一発KOだって、実際に 体験した人から聞いたことあるから、私。
ライナー: …俺だったらショックで謳えなくなると 思うよ。
ミシャ: タテ笛なんてものまで作れるのね。 ちょっと色が気になるんだけど…。
ライナー: ああ、これはただの笛じゃないからな。 なんたって、吹けば敵が即死する笛だ。
ミシャ: …また随分と危険なものを作っちゃったわね。
ライナー: まあ、自分でも少しだけそう思うよ。 兵器職人にでも転職しようかな…
ミシャ: いいかもね、こんな悪魔の笛… 「デモンズパイプ」なんてものを 作れるんだしね。
ミシャ: 虚空トランスレイって、MPは凄い回復 するんだけど、何か物足りないのよね。
ライナー: トランキリティに慣れてるからか?
ミシャ: そうかもしれないけど、何か機械的っていうのかな?
ミシャ: 無味乾燥な充電って感じがして、 どうも好きになれないのよね、これ…。
ミシャ: せめて名前だけでも付け紛らわしましょ。 「コスモヒーラー」って感じかな?
ライナー: 零音反射式増幅器、これでハーモゲージが 驚くほど上昇するぞ。
ミシャ: パッと見じゃ絶対にそんな凄いものだなんて わからないだろうけどね。
ライナー: 自分で作っておきながらだけど、どうして そうなるのかの仕組みもわからないしな。
ミシャ: まあ、解析すればわかると思うんだけどね。 結構高度なグラスメルクなんじゃない?
ミシャ: 名前もそれ相応のカッコイイものを付けなく ちゃ。「エクセレンハーモ」なんてどう?
ライナー: よし、完成だ。まああんまり使いたくない ものではあるけどな。
ミシャ: でも、これがあるとやっぱり安心できるしね。 備えあればってやつよ。
ミシャ: ただこれ、嘆きってのはわかるとして、 喜びってのはどういうことかな?
ライナー: これの効果のことだろ? 嘆く暇があるならこれを使って喜べ、って いうな。
ミシャ: なるほどね。 そういう事なら「ミレニアムヒール」ね。 極上品でしょ。
ライナー: 回復アイテム、リフレッシュコアの完成だ!
ミシャ: 回復アイテムっていくらあっても困らないわ よね。戦闘の時にも使えるし。
ライナー: 残念だけど、このアイテムに関しては戦闘の 時には使えないんだ。
ライナー: ちょっとばかし使い方が複雑でな、戦闘時に 使ってたら全滅すること間違いなしだ!
ミシャ: そこ、威張るとこじゃない! だったら別に他のアイテムでもいいじゃない。
ミシャ: あ〜あ、結構期待してたのに… とんだ期待外れね。
ライナー: キャンプ出来ない場所とかで使えると思うん だけどな…
ミシャ: 随分と苦労して作ったみたいだけどさ… なに、これ?
ライナー: ああ…あ、アルトネリコ?
ミシャ: …なんで疑問系なの?
ライナー: 実は、俺にもよくわからないんだよ、これ…。 レシピには危険物、って書いてはあったけどさ。
ミシャ: このサッカーボールの化け物みたいなのが、 そんなに危険なの?
ライナー: 爆弾らしいって事だけはわかるんだけど、 それ以上は…
ミシャ: そんなちょっとした説明しか載ってなかった のに作ったの? 危ないじゃない。
ライナー: ま、まあ確かにそうだけどさ…。 強いみたいだし、爆弾ってことで良いだろ?
ミシャ: …なんだか危なそうだなぁ。 使うときは100ストンくらい離れるからね。
ライナー:お、食べたいな。 って、まさか今から買いに行くのか?
ミシャ:まさか。私が作ってあげるのよ。 とびっきりのアイスをね。
ミシャ:料理が出来ないイコール何も出来ない、ってわけじゃないわよ。
ミシャ:ま、そんなわけで材料少しもらっていくからね。
ライナー:ああ。味は保障つきなんだよな?
ミシャ:信じなさいって。それじゃ、待っててね。
ライナー:・・・何が出来てくるやら。
ミシャ:お待たせ!「大自然あいす」の完成よ!
ライナー:おおっ!凄い美味そうだ!
ミシャ:美味そうなんじゃなくて美味いのよ。 さ、食べてみてよ。
ライナー:ああ、いただきます!
ミシャ:どう、どう?美味しい?
ミシャ:本当!?良かった、気に入ってもらえて・・・。
ライナー:こんな美味いもの作れるなら、もっと早く作ってくれればいいのに・・・。
ミシャ:イキナリ得意なもの全部見せるのもどうかと思ってね、ずっと隠してたのよ。
ミシャ:しばらくしてからこういう特技もあるってのを見せて、驚かせてやろうと思ってね。
ライナー:驚いたけど、こんな驚かされ方なら大歓迎だよ。
ライナー:もしかして、まだ何か隠してる部分があるのか?
ミシャ:えへへ、さあね。女の子には秘密が多いのよ。