ライナー:ジュース?ああ、美味いなら飲んでみたいとは思うけど・・・
ミシャ:よし、それじゃ今から作ってきてあげる。
ミシャ:ええ、もちろん。美味しいわよ、本当。
ライナー:そりゃ楽しみだ。じゃあ、お願いしようかな。
ミシャ:任せてよ。じゃあ材料だけど、これとこれと・・・あ、これももらってくね。
ライナー:げっ!そ、それ、超自然アイスだぞ?
ミシャ:心配しないでよ。大丈夫、私にかかれば大変身しちゃうんだから。
ミシャ:それじゃ、大人しく待ってるのよ。
ライナー:・・・心配しない方が無理な話だろ。
ミシャ:お待たせ〜。すっきり爽快ドリンク、「カプリソーダ」の出来上がりよ!
ライナー:す、凄い!!
ミシャ:感想は飲んでからにしてよ。
ライナー:あの真っ黒な超自然アイスを使って、どうしてこんな綺麗な青色になるんだ!?
ミシャ:何に驚いてるのよ、何に!!
ミシャ:いいから、ほら、飲んでみてよ。 美味しいんだからね。
ライナー:ああ・・・それじゃ、いただきます。
ミシャ:さ、ググッといっちゃって、男らしく。
ライナー:・・・・・・う、美味い!しかもなんだか、飲んだ瞬間に体が軽くなったような爽快感が!?
ミシャ:どう、見直した?
ライナー:ああ、凄い!こんな凄いの作れるのなら、最初から言ってくれればいいのに。
ミシャ:じ、実はその・・・これってたまたま思いついただけなのよ。
ミシャ:だから、絶対に美味しくなるって保証もなかったから、なかなかね・・・。
ライナー:そうだったのか。でも、こんなに美味しくなったんだから結果オーライだよな。
ミシャ:うん・・・でも、やっぱりあの材料でこの色になっちゃったのが不思議なのよね、私も・・・
ライナー:えーっと・・・ちょ、超自然の神秘だから、触れちゃダメなんだろ、多分・・・。
ライナー: 少しだけ苦労したけど、どうにか完成だ!
ミシャ: へえ、なんだか少し丸みがあるデザインね。
ライナー: でもこの剣、強いだけじゃなくて装備すると 少しだけ力が沸いてくるという不思議な効果 があるんだ。
ライナー: ほんのわずかにな。何の耐性も能力もない 代わりに、攻撃力だけに特化したんだよ。
ミシャ: …それって、ただの強い剣なんじゃないの?
ライナー: 間違ってないしそうとしか言えないから 否定しない。マジでただの剣だ。
ミシャ: 材料の赤い石とかポルタポルタ、 どうなっちゃってるのかしら?
ミシャ: なんだか脆そうな槍ね。簡単に 曲がっちゃいそうな細さだけど、 大丈夫なの?
ライナー: 見た目で判断しちゃダメだぞ。 これ、メチャクチャ強いんだからな。
ライナー: 攻撃力と防御力だけじゃなく、体力だって 同じくらい上がるんだぞ。
ミシャ: あ、それは凄いかも。何を入れてあるの?
ライナー: ポルタポルタとカントの火箱が入ってるんだ。
ミシャ: てことは、攻撃した時に雷と火のダメージ 追加もありかな?
ライナー: …いや、まったくそんな効果はないよ。
ミシャ: だって、ポルタポルタとカントの火箱を 使ってるんでしょ?
ライナー: そうだけど、そんな効果は無いっす…。
ミシャ: …不思議な槍ね、色んな意味で。
ライナー: よし、ヴィヴァーチェ完成だ!
ミシャ: なんだか随分と銃口が大きいわね?
ライナー: それだけ強力な攻撃が出来るってことさ。
ミシャ: でも、結構前衛の敵だけで後衛の敵には攻撃 できないのよね、銃なのに?
ライナー: …そ、それは使い手の腕次第だと思う。
ミシャ: はぁ…こんなに強そうなのに剣と同じ事しか 出来ないんじゃ、豆鉄砲もいいところよね。
ライナー: 自分でも驚きなんだが、音速歯車完成だ。
ミシャ: うわぁ…名前に負けないくらい外見も 怖いわね。
ライナー: 音速で回る歯車で相手をズタズタに 切り裂くんだから、怖くて当然さ。
ミシャ: …やっぱりグロいよ。「グロテスク歯車」に 改名しようよ。
ライナー: 使い手から文句言われるのは俺なんだからな。
ライナー: よし、朱雀&青龍の完成だ。 どうして刀はいつも二本一組なんだろうな?
ミシャ: でも、これ既に刀って外見してないよ? 首切りナイフの凶悪版って感じがする。
ミシャ: それに刃の反対側がのこぎりみたいに なってるよ? どうやって鞘に入れるんだろ?
ライナー: とりあえずデカイ鞘に入れておけば良いだろ。 持ち運びさえ出来れば問題ないさ。
ミシャ: まともに入れられる鞘は存在しない、って ことなんでしょ?
ライナー: いやまあ、否定できないけどさ…。
ミシャ: なんだかこの剣、緑色の光を放ってるん だけど…
ライナー: 俺にもわからない。 シエロセラミクスにイオン板と パワードビスを混ぜただけなんだけどさ。
ミシャ: それでよくこんな色になったわね。 元々の剣があんなに黒かったのに。
ライナー: グラスメルクは不思議がいっぱいって事で 良いじゃないか。
ミシャ: でも、イオン板が入ってるってことは 体にいいってことよね?
ライナー: まあ確かにHP上がるけど、体にいいとか そういうのは無いと思うけど…。
ミシャ: 「イオンブレード」で決定ね。
ライナー: 俺の言葉、聴く耳持たずかよ…。
ミシャ: あ、何かちょっとカッコイイかも。
ライナー: そうだろ? これ、インフェルノって言うんだぜ。
ミシャ: インフェルノ? もしかして火とか出たりするわけ?
ライナー: ああ、もちろん。 そこまで強いわけじゃないけどな。
ミシャ: それでも凄いわ! これで戦闘がグッと楽になるだろうしね。
ライナー: …材料は電離化合液を使ってるんだけどな。
ミシャ: え?
ライナー: 電離化合液と歯車を混ぜてみたら、 どうしてか火を使えるようになったんだよ。 不思議だろう?
ミシャ: すごい強引かも…。 …インフェルノなんて名前、立派過ぎるわね。
ライナー: よし、完成だ! かなり強力な銃、エストレーモだ!
ミシャ: うわぁ、見た目も凄いカッコイイじゃない! アル兄ぃ、絶対喜ぶわよ!
ライナー: 見た目はかなり気をつけたよ。 絶対に持ちたくなるようにするためにな。
ミシャ: どういうこと?
ライナー: いや、これなんだけど思ったよりも強く なってさ、多分普通の人間には扱えないと 思うんだよ。
ミシャ: そんなに強いの?
ライナー: そうだな…ミシャが使ったとしたら、 反動で肩の骨外れるか、悪ければ折れるな。
ミシャ: …そ、そんなのアル兄ぃに撃てるかな?
ライナー: 義手だから生身よりも頑丈に出来てる だろうし、大丈夫だろ。
ミシャ: …もし、暴発したら?
ライナー: ……考えないようにしていたんだ、それ。
ライナー: 電磁エンジン完成だ! 凄いのは音だけじゃないぞ!
ミシャ: 見ればわかるよ。 なんだか血を吸って赤くなったみたいな 色してて怖いよ?
ライナー: それを意識したんだよ。 見た目のインパクトで相手をおびえさせる ことが出来るだろ?
ミシャ: 味方だって怖いよ、こんなの。
ライナー: よし、絶影&斬無の完成だ!! これぞ刀の中の刀、最強の刀だぞ!!
ミシャ: えっと、ライナー。 喜んでるところ申し訳ないんだけど、これ、 煙出してるの?
ライナー: 煙…っていうか、オーラって言ってくれよ。 このオーラがこの刀の強さの秘密なんだ!
ライナー: しかし、このオーラは人体に悪影響は ないだろうな…。
ミシャ: 作った本人が何を言ってるのよ!?
ライナー: レシピ通りに作っただけだからな。 まあ…刀使いにとっては、ごく日常的な現象 かもしれないし、きっと…。
ミシャ: そんな、いい加減すぎるよ。
ライナー: まあ、使いたい奴がいたら渡すってことで、 いいんじゃないか?
ミシャ: うわぁ、凄い綺麗な剣ね! まるで鏡みたい!
ライナー: そうだろ?だからかな、銀の謳い手って 名前で呼ばれてるんだよ。
ミシャ: 謳い手? なんだかそれ、謳う役の私が嫉妬しちゃい そうな名前ね。
ライナー: 言われてみれば確かに。 何かあるなら変えても構わないよ。
ミシャ: そうね…「謳い手の守り」とかはどう? これを使って戦うって事は、私を護ること でもあるんだからね。
ライナー: 何とか完成だ。 これは全属性の追加打撃と耐性が付いた 槍だぞ!
ミシャ: 全属性!?凄いじゃない、それ!
ライナー: だろ?これで戦闘がメチャクチャ楽になる。 ラードルフには頑張ってもらわなくちゃな。
ライナー: ……まあ…、仕方ないよ、それは。
ライナー: 何とか完成だ…しかし、これはデザインに 苦労したよ、まったく…。
ミシャ: なんだかカッコイイけど、悪役が持ちそうな 感じね。
ライナー: ジャックにはぴったりだろ? それにこういう感じの方が好きそうだし。
ミシャ: じゃあ、名前もワルッぽくしちゃおうよ。
ライナー: そりゃいいけど…俺、名前付けるの得意じゃ ないからな…。
ミシャ: 任せて。えっとね…「夜呂死苦!」ってのは どう!?ワルッぽいよ!?
ライナー: …なんだか、凄い小悪党っぽい感じに 聞こえるのは俺だけか?
ミシャ: だからこそピッタリなのよ。 はい、夜呂死苦!で決定ね!
ライナー: デザインとして、伝説の怪獣「サメ」を描い てはみたものの、はたしてこれでいいんだろ うか?
ミシャ: うん、大丈夫。 私も本でしか見たことは無いけど、 ほとんど同じよ。
ライナー: そうか。しかし、どうしてこんな絵を 描かなきゃいけないのかが謎なんだよな?
ミシャ: シャークギル、って名前だからでしょ。 でも、チェーンにまで色付けること無いのに。
ミシャ: 使うと色がはげるから、観賞用にしたら?
ライナー: おいおい、そしたら作った俺の苦労は 一体どうなるんだよ。
ライナー: よし、KANADE完成だ!
ミシャ: あ、何かカッコイイ! それに凄く強そう。
ライナー: 確かに強いし、それだけじゃなくて 振ると綺麗な音色を奏でるんだ。
ミシャ: ああ、だから「カナデ」って言うのね。
ライナー: あ、違う違う。「カナデ」じゃなくて 「KANADE」だって。 アクセントが違うよ。カナァデェだからな。
ミシャ: KANADE? なんでカナデじゃないの?
ライナー: こっちの方がカッコイイだろ?
ミシャ: 一つだけ浮いちゃうからダメだよ。 「カナデ」でいいでしょ?
ライナー: …わ、悪くは無いけどさ…チェッ。
ミシャ: なんだか物凄くド派手な槍ね。
ライナー: ああ、それについては否定しない。 マジでド派手だからな。
ミシャ: だよね。こんな黄色くてビラビラしてる槍、 戦闘で使えるのかしら?
ライナー: だけどな、ド派手なのは外見だけじゃなくて、 装備した後の効果もド派手だ!
ライナー: 攻撃力、防御力、体力、そしてクリティカル がド派手にアップだ!
ミシャ: 凄い!
ライナー: そして全耐性がド派手にダウンする。
ミシャ: …………
ライナー: ド派手には違いないだろ?
ライナー: 出来たには出来たけど、予想より重いな、 これ。
ミシャ: ていうか、これって本当に銃なの? バズーカか何かの間違いじゃない!?
ライナー: レシピカードには銃って書いてあったよ。 だから銃だよ。
ミシャ: …こんな化け物みたいな銃、アル兄ぃ、 ちゃんと撃てるのかな?
ライナー: 銃だけど威力はバズーカ並だからな。 下手したら撃った瞬間吹っ飛ぶかもしれない。
ミシャ: どうしてアル兄ぃの使う武器ってそんな 危ないのばっかりなの?
ミシャ: アル兄ぃ、これ装備したがるかな?
ミシャ: …ピッタリの名前が浮かんだわ。 「ハイエンドサタン」で決定ね。